里山に咲く・・土佐水木(トサミズキ)
名前は土佐の蛇紋岩地帯が原産で、葉の形がミズキ科の樹木に似ていることから。
早春から明るい黄色い花を咲かせ、古くから庭木や盆栽・切り花として親しまれてきました。

マンサク科、高知県の固有種、樹高は1~4メートル、

開花期は3~4月、丸みのある黄白色の小花が連なり花序になって下垂します。
花名は漢名の連翹を音読みしたものです。 但し中国ではトモエソウを指します。
学名のフォーサイシアは、イギリス人園芸家ウイリアム・フォーサイスの名に因みます。
花後に付ける実は漢方医学に利用され、解熱や消炎・鎮痛などに効果があります。
和名の三角草は三角形の葉に因みます。
別名の雪割草は、早春に雪を割るようにして花を咲かせることから。
英名のヒパティカは、ラテン語の「hepaticus(肝臓)」が語源で3裂した葉の形から。